【注意】auのかえトクプログラムは利用すべきか?これを読んでから決めて
2年前にauのアップグレードプログラムに騙されるなという記事を書きました。
どんなプログラムの内容だったかは下の記事に書いています。
アップグレードプログラムEXという制度が2年前にあり、名前を何度か変え、最終的にはアップグレードプログラムNXという名前に落ち着きました。
このプログラムを簡単に説明すると、スマホのリースです。
Apple公式のiPhoneの定価よりも高い金額でauやその他の携帯キャリアは売っています。
それを、割引、分割というマジックで安く見せています。
最終的に、そこそこのお金を払ったにも関わらず、新しいスマホに替えたくなったときに、今使っているスマホを返還することで、残りの分割を払わなくていいよってシステムです。
そんな中、新たに、2020年2月20日から、かえトクプログラムという制度を始めたので、一体どのように変わったのか。はたまたお得なのかを検証します。
結論は、人それぞれだから見極めて!です。
かえトクプログラムの内容
公式サイトから引用して、かえトクプログラムを説明すると
24回払いを条件に、購入機種の2年後の買い取り価格を最終回支払分として設定することで、23回のお支払いまでは低廉な割賦金額となります。さらに、最終回支払分については、新たな機種への買い替え時に「かえトクプログラム」で購入された機種を当社が回収することで、お支払いを不要とします。
とのことです。
何のこっちゃ?
要約すると
- スマホの高い機種代を24回払いにするよ!
- 24回目の支払いからはスマホをauに返してくれたら払わなくていいよ!
- 25回目から新しいスマホを替える気がないなら、また残りのスマホ代24回払いに分割するよ!
- 1〜24回目までは25〜48までよりも多く払うから、25〜48の支払いは安いよ!
ということです。
果たしてこの制度が本当にお得なのか…。
結局24ヶ月目までの料金は払わなきゃいけない上に、機種も返還しなければならない。
実質2年縛りです。
利用するメリット
24回払いになった
アップグレードプログラムは48回払いだったのに対して、かえトクプログラムは24回払いになりました。
24回分の支払いから機種変更をすればいいということから、仕組み自体は簡単になったと思います。
アップグレードプログラムも結局24ヶ月でスマホ返還して、新しいスマホにするので、基本的には変わっていません。
言葉のマジックです。
プログラムの料金無料
かえトクプログラムを利用する際に払うサービス料が無料になりました。
前回のアップグレードプログラムは月々390円を払わなければ利用できなかったので、分割で払っていても上乗せでサービス料がかかっていました。
今回のかえトクプログラムは無料なので、その心配はないということです。
このシステムに関しては前回よりも良くなった点と言えます。
機種ごとに違う残価率
機種名を例に出すと、iPhone11 Proは最大で43.2%の残価を残せます。
本体価格がau参照で15万円近いですから、だいたい9万円を24分割で払うことになります。
ほかのあまり人気でないスマホは残価率がそもそも低いので、お得度が全くありません。
iPhoneに交換するなら、お得です。
アップグレードプログラムよりは安くなりそう
iPhoneに限った話ですが、以前のアップグレードプログラムよりは合計で安くなります。
アップグレードプログラムはかえトクプログラムと比べると36回払いだったので、
デメリット
手元にスマホが残らない
1番のデメリットです。スマホの機種が手元に残りません。
25回目の支払いに契約したスマホをauに返すことで残価を払わなくていいようになる制度なので
高額なお金を2年間払い続けたあとに、何も残りません。
スマホを替えるときにはいつも、下取りや売却をしてるという方が結構いると思うので、リースのような形でもいいと考える人はいいと思います。
13ヶ月目から24ヶ月目でも返却可能だが、支払いは残る
ここまで話すと、一つ疑問が出てきます。
24ヶ月以内に交換したくなったらどうなるのか?
13ヶ月目以降から24ヶ月目までの期間での機種変更でも、残価分を払わなくよくなります。
しかし、13ヶ月目から24ヶ月目の支払いの残りは払い続けなければなりません。
よって、毎年新しい機種に変えたい人には、トクなことが一つもありません。
1年後もかえトクプログラムが存在してるかは、微妙ですが、機種変更したスマホの料金とともに、過去のもう返却してしまったスマホの料金も一緒に払うことになってしまいます。
自分なら利用するか
2年前も同じことを言いましたが、キャリアの奴隷になることは避けましょう。
僕なら、かえトクプログラムは利用しません。
理由は単純です。
僕は、iPhoneユーザーなので、その目線から答えていきます。
理由1.純粋にApple公式でiPhoneを買ったほうが安い
単純な理由として、キャリアのiPhoneの価格よりも、公式販売価格の方が安いです。
最新のiPhone11 Pro 256GBで比較しましょう。
iPhone11 Pro 256GB
Apple公式の値段が、135,080円
au公式の値段が、144,720円
になります。
差額が9,640円です。
かえトクプログラム適用時に、82,225円の負担になりますので、24回払いで割ると月々3426円払うことになります。
かえトクプログラムなら、62,495円お得になることがわかります。
ただ、言い換えれば、Apple公式でiPhone11 Pro MAXを買った場合、52,855円以上の金額でどこかしらに売れることができれば良いことがわかります。
また、格安SIMにすることで、月々払う値段をさらに下げれるので、2年間通信料が1,000円安くなれば、さらに24,000円分得します。
以上のことから、分割払いというマジックで安く見えるだけで、実際に公式のappleからiPhoneを購入した方がはるかにお得になります。
理由2.そもそも新しいiPhoneにする必要がない
そもそも新しいiPhoneを購入する必要がありません。
今現在、2年前に騙されたiPhone8を利用していますが、何も不満がありません。
高画質な写真を撮る必要が今のところまだないうえに、これから5Gが急速に発展する時代になってくるなかで今のiPhoneを選ぶ必要性を感じられません。
実際iPhoneを替える頻度は一般人なら3年ごとくらいがちょうどいいと思います。
まとめ
何度もいうがかえトクプログラムは利用者を選ぶ
何度も言いますが、かえトクプログラムは利用者を選びます。
今家族で特に理由なくauを使っている場合なら、わざわざ親を説得してまで、auを解約するほど悪いプランでもありません。
もしかえトクプログラムを利用したいのであれば、残価率の高い商品を選ぶべきです。
ただ、残価率の高い機種は基本的に、元々の値段もかなり高いので、月々払う金額は4,000円代を平均として考えましょう。
僕はもう利用したくありませんが、アップグレードプログラムと比べれば、少しだけお得になりました。
それにしても、キャリアの2年縛りに近いような商法はいつになったらなくなるのか。。。。